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冬眠の時期ですか

…あれ、この一週間とてもよく寝て終わったんじゃ…!
とてもいろいろ着手が遅れてます…只今リンクの整理をもぞもぞやってます。
そしてメルフォのお返事もとてもお待たせしてます、すすすすみません暫しお待ち下さいませー!

ところで最寄り駅の劇的大改造に落ち着きません。
いつもの改札口が…ない…!
…という訳で、電車関連という事で発掘した電車の小話でも載せときます。
続きからどうぞ!


・久々知相手、現パロ、久々知もヒロインも高2設定

何で私はこんな朝早くからぼーっと突っ立っているのだろうか。
答えは単純、私が電車通学者だからだ。
座席が全部埋まっているとはいえ、人がぽつぽつ立ってるくらいの空いた電車に適度に揺られながら、朝の弱い私は特に何を見る訳でもなく、ぼーっと窓の外を眺めていた。
…あぁ、今日もいい天気だなぁ。今日は体育何やるんだっけ、バスケだったかな。あ、数学の教科書忘れたかも、困ったなぁ。
まだ覚醒しきっていない頭で、ぼんやりと考える。
…と、その時、ゆらりと大きく揺れた電車の動きに身体が追い付かず、何に掴まる訳でもなくぼーっと力なく突っ立っていた私は見事にバランスを崩した。
「わ…っ」
「…っと」
背中が引っ張られるような感覚に、本来ならそこで盛大に尻餅をつくはずだった私は、何故か自分の足で立ったままで。
でも自分の力で立ってる訳ではなくて、後ろのものに寄り掛かって何とか姿勢を保っている状態だった。
…後ろ?私の目の前には扉があるけど、後ろには人を凭れさせるものなんてなかったはずだ。
…あるとしたら、それは。
「大丈夫?」
…私の後ろに立っている、人くらいで。
少し低めの、落ち着いた声が耳元に響く。
どうやら私はその声の持ち主に支えられていたようで、私の両肩に、その人のものらしい私よりずっと大きな手が軽く添えられていた。
「え、あ、あの、す、すみません!」
ばっと効果音が付くぐらい勢いよく振り向いて謝罪すると、そこに立っていたのは見慣れた制服だった。
もっとも、そこに立っていた黒髪の男子生徒は見慣れない顔だったが、制服からして同じ学校の生徒である事は間違いない。
綺麗な黒髪をした、睫毛が長くてとても整ったお顔をしていらっしゃるその男子生徒は、私が大丈夫そうなのを確認すると「あそこいつも揺れるよね」と笑顔を見せてくれた。
寝惚け眼だった私も、その眩しい笑顔に不覚にもどきりとした。
そうか、一目惚れってこういう時に起きるのか。
私が今この瞬間目の前のこの男子生徒に惚れたという訳ではないが、一目惚れする人の気持ちが何となく分かった気がした。
「…えぇと、同じ学校の人だよね」
「はい、まぁそうですよね制服的に」
「別に敬語使わなくていいよ、同学年だし」
「え、何で私の学年知って…」
「…え、あ、あぁ、制服のバッジ見れば、ね」
「あ、そっか」
会話を続けるその人に学年を見事に言い当てられ、エスパーか、エスパーなのかこの人…!なんて思っていたらそういう訳でもなかったらしい。
私の反応に驚いたのか、彼は少し言葉に詰まったようだったけれど、学年を示すバッジを着けていた事を私に思い出させてくれた。
「…あの、良かったら一緒に学校まで行かない?どうせお互い目的地は一緒なんだし」
一人で学校まで歩くよりも道中を共にする人がいた方が楽しいに決まってる。
遠慮がちに申し出た彼のお誘いを断る理由はない。
さて、まずは名前から教えて貰おうかな。



久々知と電車ネタ。
通学途中に電車に揺られながら考えてたネタです。
ヒロインはこの後久々知に数学の教科書を貸してもらうといいと思います。
そしてそのまま仲良くなるといいと思います。
そのうち肉付けして上げ直すと思います。
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